「みなさんに伝えなければいけない重大発表があります。きょうは報道の方もお呼びしてますんで、ここで発表したいと思います」
コンサート中盤、剛があらたまった口調で切り出した。カメラマン約30人がステージに上がり、光一が「2010年をもちまして…」と思わせぶりに話し始めると、満員の会場にやや不穏な空気が流れる。「…ブリヂストンがF1を撤退しました」。F1マニアの光一らしい小ネタで会場の空気を和ませたところで、本題を発表した。
「これはすごいことですよね。Familyが(シングル)30作目だったんですね。その連続1位の記録がまた更新されました。これは僕らというより、みなさんが作ってくれている記録でもあります。その盾がついさきほど届いたので、みなさんにお見せしたいなということで」
光一が持ってきたのは「ギネス・ワールド・レコード」と記されたパネル。12月1日発売のシングル「Family~ひとつになること」がデビューから30作連続でオリコン初登場1位を果たし、自らのギネス記録を更新した認定証だった。
デビューから14年連続の大みそか公演。98年から東京ドームが“本拠地”になり、08年の地元・近畿の京セラドーム大阪をはさんで、12回目となる東京ドームでの年納めだ。2人は銀色にきらめく衣装で、今回の目玉「ムービングステージ」を歩きながら登場。「Family-」でコンサートの幕を開けた。
ムービングステージは、アリーナ席の数メートル上を水平に動く、長さ30メートル、幅約2メートルの可動式ステージ。ひとつになると、前方、センター、後方の3ステージをつなぐ長さ75メートルの一本道になる。
3曲目「硝子の少年」では第2の目玉演出が飛び出した。前方ステージ全体を縦35メートル、横75メートルのスクリーンにして巨大な映像を投映。砕け散ったガラスやクリスタルが会場全体に降り掛かるような効果をもたらした。
剛は今年の活動について「期待してください。みなさん聴いたらガビーン! てくらいの、衝撃的なアルバムをお届けできると思います」と宣言。光一はアンコールの「Family-」での5万5000人の合唱に感動した様子で「これでファミリーになれたと思います」としみじみ語っていた。
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